~雪解け 母が発達障がい?~
母からのメールで障害の(がい)がひらがな表記に
それまで発達障害という言葉を使うことさえ、嫌っていた母親。
そんな母がメールでまさか「発達障がい」という表記にしてきた。
なぜ?間違えた?
驚きすぎて1ヶ月ぶりにTELをすると、「漢字の害はいけないんでしょう?ひらがなで書いてあるよ、今時は」
誤変換ではなかったのだということと、いつの間にか母が私が発達障害を持っている、というのをなんとなく受け入れてくれたことを知った瞬間だったのかもしれません。
長かった親子の確執が発達障害10年目にして、ようやく本当の雪解けを始めたのだと思うと、『ありがたい』なという純粋に嬉しい気持ちになりました。
お母さん、今私は思っています。
思い返せばあのときも寝そべって、足を上に上げて聞いたよね?
「何か私に隠していることがあるんじゃない?パッと見てわからないけど、実は障害があるとか?」
中学2年生の夏、しつこく何度も聞きました。そのときは、本当に何もなかったのですが、3年後『発達障害』が発覚するのです。
4歳から16歳まで人とは違う!を感じながら生きてきました。
障害がわかればわかったで、それはそれは荒れました(笑)
1年前からようやく確実に受容に向かっていった私への小さな、けれど大きなプレゼントだったように思います。
親の理解ってすごく難しいけど、子どもがそれなりに生きていける力を身につけたとき、受け入れてくれるのかもしれません。
分かって、分かってと言葉で伝えるよりも、子どもが何か成したげたとき、この子を残していけると思ってくれると、そこが親子関係の分岐点なのかな。
一番責任がある、子育てという仕事だからこそ、理解したくない。理解してはダメだという葛藤が親にはあるのかもしれませんね。