~ 悲劇のヒロイン、さぁどう生きる?~
障害があると分かったとき、なんで自分がこんな障害者になるのかと真剣に悩みました。
今まで生きてきてそれなりに真面目に生きてきたし、中学では先生にいいように遣われちゃうような生徒でした。
なんだろう、イヤって言えない雰囲気が漂っていたのかも?
もしや前世で何か悪いことをしたのかも? という究極なところまで考えました。
障害があると分かったとき、ホッとしました。
4歳の頃から感じていた人と『何か』が確実に違うというもやもやの原因が判明したのですから。
今も多いとは言えないかもしれませんが。
秀でた才能があるとそれを生業に出来るが、特に何もない人間は就職に困難を極める。
人間関係が上手くいかない、何をやってもダメ。
など悲観的なことばかり。
『なんで私が』『もう嫌だ』
そう思ってグジグジしていた時、当時中学生だった妹にこんなことを言われました。
『悲劇のヒロインぶってるんじゃないよ。しんどいのは姉ちゃんだけじゃないの。普通の人もそれなりに悩みを抱えてるの。自分だけが世界一可哀想なわけじゃないの』
頭の中では分かってたんです。しんどいのは私だけじゃないこと。
普通に見える人も何かしら悩みを抱えていること。
でも、やっぱり心は追いつかなかった。
しかしその1年後、特別支援学校の高等部に入学してからは、少しずつ『自分は障害者なんだ』という思いは薄れていきました。
それから8年経った今では、殆ど障害を意識して生きることはありません。
あ、ブログ書いてる時は意識します、意識して過去を思い出さないとね笑
結論は、人生って無限ではないということです。
「分かってるよ」という答えが返ってきそうですが、本当にそうでしょうか?
さあ、残りは50年。
人生片道切符しかなくて、手に入れたいものはタイミングを掴めないとなかなか上手くいかないし。
悲劇のヒロインになることはいいのです。そのあと糧になります。逆に悲劇のヒロインに1ミリもならなかったという方はいないのではないでしょうか。
しかし私が思うのは、妹が教えてくれた
「ずっと悲劇のヒロインするつもり?」っていうことです。
せっかくこの世に生を受けたんだもの。きっと楽しいことも待ってるよ!
悲劇のヒロインになりきったら、今度は本当のヒロインになりましょう!
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